臨床検査/栄養/放射線 各課
臨床検査課
臨床検査課では、検査の専門的な知識や技術を身に付けた臨床検査技師が検査を行っています。検査は大きく二つに分けられます。一つは患者から採取した血液・尿などから細胞成分や化学的な成分を調べる検体検査、もう一つは心電図やエコーなど患者自身の機能をみる生理検査です。これらの検査は医師が患者を診断したり治療方針を決定したりする際の重要な判断材料となります。
私たちは診療時間内の検査だけではなく、緊急検査にも24時間体制で対応しています。医師に検査の結果(数値など)を迅速かつ正確に提供することはもちろんですが、検査のスペシャリストとしてその検査結果から読み取ることのできる情報を提供できるようにしています。
また、臨床検査の専門知識を生かして、院内感染対策委員会やNST(栄養サポートチーム)、クリニカルパス委員会などに参加し、多職種からなるチーム医療へ積極的に関わっています。
〔心エコー検査〕
〔自動分析機を使用した血液検査〕
栄養課
栄養課では患者・利用者様の入院生活の楽しみの一つである食事の提供と、多職種がチームとなって患者の栄養状態改善を行うNST(栄養サポートチーム)の活動、介護保険利用者様に対する栄養ケア・マネジメントをメインとした業務を行っています。
食事は1食あたり約100食を365日休まず患者の病態や嗜好に合わせて提供しています。季節の行事に合わせた行事食の提供(握り寿司、そば打ちの実演など)をして、患者からも好評を頂いています。また、特にホスピス・緩和ケア病棟へ入院されている患者には、食べたいものを食べたい時に提供できるよう力を注いでいます。
これまでの栄養士のイメージは献立を立てて栄養価計算をする、という印象が強くあったと思いますが、外来や入院時の栄養指導・食事の様子を伺ったりなど病棟へ積極的に出向き、患者と直接会話することで信頼関係の形成に努めています。食事や栄養に関する相談など、院内で栄養士を見かけた時はお気軽に声をかけて下さい。
〔管理栄養士の病棟活動〕
〔食事の一例〕
放射線課
放射線課は、放射線技師2名体制で外来と入院患者にX線を使った検査をしています。
業務内容は、一般撮影・ポータブル撮影・CT検査・透視撮影などがあります。新たに導入されたCR装置とCT装置は、画像情報分析に大いに役立っています。
放射線課は緊急体制があり、24時間対応可能です。
- 【CRシステム】
システム導入により従来のフィルム撮影よりもIP(イメージングプレート)を使うことにより少ないX線で撮影できます。これによりデジタル画像を出力できます。
- 【X線テレビ装置】
消化器系の造影検査と内視鏡検査に使用されます。
透視診断に役立っています。- 【CT装置】
マルチスライスCT装置。このCTは多断面を一度に撮影でき、その上全身を短時間で撮影可能です。
この装置により詳細な画像を提供できるようになりました。- 【画像ファイリング装置】
CR画像、CT画像、透視画像、内視鏡画像、超音波画像は画像サーバーで一括管理。過去のデータと比較が容易なため、診断が迅速になります。